幕末、「薩長土肥」に列された肥前藩(佐賀県)。雄藩の一つとして数えられたのは、日本の近代化を技術力で支えた高いモノづくりの技と、幕末から明治にかけて、学問・医学・政治・外交などの幅広い分野において活躍した人財力にあります。
また、佐賀鍋島藩士・山本常朝が口述した「葉隠」は、今もなお多くの経営者に支持されています。このモノづくり、人づくりの伝統と葉隠の精神は、佐賀県民のDNAに受け継がれ、多くの優秀な人財を輩出しています。
進出企業の評価
佐賀県民は・・・
- 1つ1つの仕事について堅実で遂行能力が高い
- 何事も実直にやり遂げる
- 離職率が低い
- モノづくりの伝統が根付いている
- 真面目で勉強熱心
学問・医学・政治・外交など様々な分野で功績を残した佐賀の七賢人
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鍋島直正
(1814年~1871年)
佐賀藩10代藩主
徹底した教育改革実施
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大隈重信
(1838年~1922年)
早稲田大学創設者
二度の内閣総理大臣
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副島種臣
(1828年~1905年)
正義の外務卿
書家としても有名
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江藤新平
(1834年~1874年)
初代司法卿
司法独立の基礎を作る
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島 義勇
(1822年~1874年)
北海道開拓の父
札幌市街地建設に尽力
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大木喬任
(1832年~1899年)
初代文部卿
教育体制の整備に尽力
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佐野常民
(1822年~1902年)
日本赤十字社創設者
美術の発展にも貢献
モノづくり、人づくりに力を注いだ佐賀藩
「幕末、佐賀藩ほどモダンな藩はない」
-司馬遼太郎『アームストロング砲』
「西洋人も人なり、佐賀人も人なり、薩摩人も人なり。」
-薩摩藩主 島津斉彬
佐賀独自の人財育成策
佐賀県では、教育委員会とも連携を図りながら、社会に興味を持ち始める小学生や中学生の時期から、県内企業の魅力を知ってもらい、ものづくりに興味・関心を持ってもらうための取り組みを行っています。
また、ものづくりの技能向上を目指す高校生等には、熟練技能者からの実技指導を実施するとともに、先輩社員との意見交換の場を設け、大学生等にはIT企業との交流を通じてIT人材を育成する取組を行うなど、様々な年齢段階で『人づくり』の取り組みを行っています。
佐賀県独自の人財確保策
佐賀県内の高校から大学・短大へ進学した者の約8割が県外に進学し、その約半数が福岡県内の学校に進学しています。また、県内の高校を卒業し、就職した者の約3割強が県外に就職しており、佐賀県内で就職したいという思いを持ちながら、県外で就職している佐賀県出身者が多数います。
県では、一度佐賀県を離れた人財が、再び佐賀を選択し、故郷・佐賀に戻りやすくするための取り組みを進めています。
求職者とのマッチング支援
県内外での合同企業説明会等
高校生を対象とした説明会、高校生の保護者を対象とした説明会、シニアや子育て世代を対象とした説明会、県外の求職者に向けてWebを活用した説明会などを開催しています。
ターゲットに合わせた2つの就職情報サイト
Uターン就職活動交通費支援
県外に在住する35歳未満の方に対し、面接等の県内企業への就職活動にかかる交通費及び宿泊費を一定額支給し、県内企業へのUJIターン就職を促進しています。
教育機関とのネットワーク
佐賀県出身者が進学している全国の大学、短大、専修学校等約80校と連携。専任の担当者が学校を訪問し、最新の就職情報等をお届けしています。また、教育機関と連携した学生と企業との交流会などを開催しています。
産学官一体となった人材確保
産業界、教育界、行政が一体となって、「産業人材確保プロジェクト推進会議」を組織し、県内企業の人材確保に取り組んでいます。
充実した移住サポート
さが移住サポートデスクでは佐賀県へのUJIターン就職や移住をお考えの方に寄り添い、さが移住のはじめの一歩から、さが暮らしの実現までをワンストップでサポートしています。
地元自治体との連携
進出企業からの要望に応じ、求人情報等の周知や会社説明会の開催支援等のサポートを実施しています。